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天声人語 20151117 フードバンクに全国組織

2015-11-17 21:51 176 查看
まだ十分安全に食べられるのに捨てられてしまう食べ物が多い。中身は何ともないのに外箱が壊れたり、汚れたりしたお菓子。サイズが規格に合わなくて売り物にならない野菜や果物。こうした「食品ロス」は2012年度の推計で642万トンに達する▼一方で、その日の食事にも事欠く人々がいる。今、日本の子どもの6人に1

人が「貧困」とされる。食品関連の企業などから売れない食品を譲り受け、福祉施設や生活の苦しい家庭に無償で提供する。それが「フードバンク」の活動だ▼食べ物の無駄をなくすことと、困窮した人々に手を差しのべること。二つの目的が出会い、結びつく。山梨県でNPO法人の理事長を務める米山けい子さん(62)は「社会的にも有意義で、市民からも共感を得られやすい活動だと思う」と語る▼国内に40ほどの団体がある。そのうち、東北から九州までの11団体が先週、「全国フードバンク推進協議会」を発足させた。米山さんが代表に就いた▼歴史の積み重ねがある米国などと比べ、日本ではまだ認知度が高くない。現状の厳しさを「コンクリートに花の種をまいているようなもの」と米山さんは表現する。花が育つ豊かな土壌を、まずつくらねばならない。資金面や人材養成の強化、ノウハウの共有などで、参加団体が力を合わせる▼霞が関も関心を寄せる。農水省は食品ロスの視点から、内閣府は子どもの貧困の観点から。分野を横断するフードバンクの活動が日本の社会に根づくことを願う。
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