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天声人語 20150906

2015-09-06 11:01 78 查看
英語の「スピーチ」の訳語として「演説」を採ったのは福沢諭吉だ。ディベートを「討論」に、エコノミーを「経済」に、フィロソフィーを「哲学」に。福沢ら明治の先達の翻訳力には今更ながら驚く▼当世は片仮名のまま定着する言葉も多い。例えばガバナンス。自民党議員が「マスコミを懲らしめる」と発言して問題になった時、「政党のガバナンス」を問う声が出た。内部統制といった意味合いだろう。英和辞典には、支配、統治とある▼よりふさわしい訳語を探す試みもあった。15年前に小渕政権が作った長期ビジョンは「協治」を提唱した。官が民を上から一方的に治めるのでなく、双方が協同して日本を動かす。そんな理念を込めたが、一般に広がったとはいえない▼政治学者の曽根泰教(やすのり)さんによると、ガバナンスとは意思決定や経営に規律をもたせることだという。誰に権限と責任があるかを明確にし、それを監視し点検できるようにしておくこと。なるほど像が結ばれてくる▼そのガバナンス、つまり規律の喪失を示す事例が相次ぐ。メタボ健診の効果を調べるための膨大なデータのうち、最大で8割が活用されなかったという報道があった。システムの不備が原因らしい。厚労省は事態を把握しながら、手を打っていなかったという▼税金を使うことの責任をどう考えるのか。東京五輪をめぐる一連の問題でも、責任の所在の不明確さが指摘される。ガバナンスという言葉はよく使われても、内実がまだ伴っていない。
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