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日经春秋 20150624

2015-06-24 09:53 204 查看
世間には2種類の組織がある。サイバー攻撃をすでに受けた組織と、攻撃されたことにまだ気づいていない組織だ――。イスラエルのサイバーセキュリティー専門家、K・エラザリ氏が日経サイエンス8月号でこんな冗談を紹介している。思わず、うなずいてしまった。

▼論理的にはつじつまのあわない言い回しなのだが、日本で相次いだ事件を思い浮かべて、その通りと感じたのだ。サイバー攻撃を受け日本年金機構から100万件を超える個人情報が流出した、と発表があったのは今月初め。およそ3週間後。ウイルス感染に半年も気づかず情報が流出していた、と早稲田大学が発表した。

▼年金機構も早大もお粗末だなあ。そんな感想を抱いた人は少なくあるまい。とはいえ、冒頭に引用した冗談が警告するように、どんな組織であろうとも安閑としてはいられないのが現実だ。君子危うきに近寄らず、とはいうけれど、いまや大方の人が、サイバー空間に近寄らないでは生活も仕事も成り立たなくなっている。

▼さて、どうするか。政府や企業が独力で安全を確保することはできない、とエラザリ氏。善良なハッカー、いわゆるホワイトハッカーを生かせるような仕組みが必要だと指摘する。ウイルス対策のソフトをこまめに更新するなど一人ひとりの地道な対応が大切だ、とも。迂遠(うえん)にもみえる取り組みが、求められているようだ。
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