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日经春秋 20150602

2015-06-02 10:43 120 查看
昨年亡くなった火山学者の下鶴大輔さんは「ミスター予知連」の異名をとった。12年間にわたる火山噴火予知連絡会の会長時代、三宅島、三原山、普賢岳と、大噴火に相次いで直面する。住民の避難をめぐって自治体と厳しいやり取りが続くなど、苦悩も絶えなかった。

▼「いつ噴火するのか」と同じように、「噴火は収まったか」の見極めも容易ではなかろう。先月末に爆発的噴火が起きた口永良部島では、島外に避難した住民の代表や自治体職員ら約30人がきのう、一時的に島に戻った。梅雨入りの時期をにらみ、自衛隊のヘリコプターなどが見守るなかでの2時間限りの帰島作戦だった。

▼着のみ着のままで避難した住民たちのため、島では手分けして、家々の火の元や戸締まりなどを点検して回ったという。この先、避難生活がいつまで続くか分からない。島に残された家畜や農作物の世話など、心配ごとは尽きないだろう。安全を確保したうえで、再び一時帰島を検討するといった手立てを考えていきたい。

▼「世のなかに美しいものが2つある。天にオーロラ、地に噴火」。火山の恐ろしさを熟知する下鶴さんはまた、こうも語っていた。火山に限らず、私たちは荒ぶる自然の猛威におののきながら、その一方で自然の恵みを受けて暮らしてきた。山が収まることを願い、この国に生きる宿命を改めて思う口永良部の噴火である。
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